鮎川くじら本舗を知る
鮎川くじら本舗は、株式会社鮎川捕鯨の直販部門です。
古くから捕鯨の港として知られている三陸・牡鹿半島の鮎川港で水揚げされたくじら肉を、宮城県石巻市から全国各地へお届けしています。 店舗ではくじら食品の販売はもちろん、捕鯨の歴史を広く伝えるべく、ミュージアムを設置しています。
自社で捕鯨・加工
操業
毎年4~11月、金華山沖から北東北(下北大畑沖)、北海道の北東に位置するオホーツク海、釧路港・花咲港沖にかけて、ミンク鯨・ツチ鯨を対象に捕鯨を行っています。
一時はくじらの捕獲規制が強化され市場は衰退しましたが、現在は回復の兆しを見せています。
捕鯨船
操業船は、「第8幸栄丸(32t)」「第3大勝丸(19t)」の2隻。乗組員は各船5~6名です。
水揚げしたくじらはほとんどが食用です。
私たちは捕鯨を通して貴重な水産資源を有効活用し、食文化をはじめとする伝統の灯を守り続けています。
捕鯨船がほかの漁船と異なるのは、船首に「A:捕鯨砲」を、中央部にくじらの「B:発見塔(トップマスト)」を備えているという点です。
船尾に引き揚げるのは、速度抵抗を少なくするためです。
加工
生食のほか、鯨ベーコン、さらしくじら(無漂白)など、様々な加工食品を手掛けています。
くじら肉は、凍結方法によって味が変わることをご存じですか?鮎川くじら本舗では、一晩氷蔵熟成し、くじら本来のおいしさを引き出せるようこだわっています。
低価格のヒミツ
私たちはくじらを自社で捕獲し、処理・加工を行っています。流通費用(中央市場や流通業者の費用、利益)を必要としない直販のため、低価格での販売が可能です。
良質な部位を、直販で皆様にお届けします。
徹底した衛生管理
国際基準に基づいた製造工程
私たちはくじら肉の処理から加工にいたるまで、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理体制に基づき、商品を製造しています。
- H:Hazard 人に危害を与える可能性を
- A:Analysis 分析して
- C:Critical 危害をなくす(または減らす)ための重要な
- C:Control 管理する場所と
- P:Point 方法
近年は新型コロナウイルス感染症の影響から宅食やデリバリー、通販など食の提供形態が多様化し、同時に食の安心への関心も高まっています。
鮎川くじら本舗は、国際基準に匹敵する厳重な製造体制を敷き、皆様に安心してくじら肉を召し上がっていただけるよう取り組んでいます。
食中毒防止の原則である「付けない」「増やさない」の徹底はもちろん、切り分けから包装まで考えうる限りの安全策を実施。安心・おいしいくじら肉をお届けします。
くじらを広めるための活動
鮎川くじら本舗は、「地元の学校で食育に貢献」「良質な油脂を持つくじらの健康食品や美容品の開発」など、捕鯨や食品販売以外の活動にも積極的に取り組んでいます。水産庁や鯨類研究所、日本捕鯨協会、日本小型捕鯨協会とのネットワークをもとに、今後もくじらの魅力を広く伝えられるよう、まい進いたします。